『先進的な医学研究の成果を利用して健康的な社会を構築する為に必要な医療機器の開発を目指す』
Fiber Medicine社は、そのようなコンセプトを軸に東北大学大学院歯学研究科齋藤教授と粟井機鋼株式会社粟井社長で起業した大学発ベンチャー企業です。
我が国において、少子高齢化が進む中で、将来的な医療費の増加を避けつつ国民の健康寿命を延伸するために、今後はライフサイエンス領域の需要が高まると考えていました。
そのような状況下、齋藤教授の先端的歯科医学、歯科医療を通じたライフサイエンス研究の話を聞いて意気投合し、口腔と全身の重要な関係を知ることが出来ました。
もし口腔検査で健康管理できれば、我が国で頑張っている現役世代の数百万人の健康を管理し、病気を未然に防げる医療機器が開発出来る可能性が高まり、大学に所属する臨床研究医が生み出す先進技術を社会に還元するために大学発ベンチャー企業を起業する必要があると考えFiber Medicine社は誕生しました。
私達は口腔から様々な情報を入手して、健康を脅かす病気の活動度を監視する予防医療の技術開発を目指しています。この目的に注目しているのが唾液です。唾液の成分を解析することで、むし歯と歯槽膿漏のみならず体の健康バラメーターを調べることができます。
私達は日常生活の延長上で簡単に唾液を採取して持続的に健康管理する技術開発を目指しています。この技術で体調、病気を毎日管理すれば、間違いなく健康寿命を延長できるはずです。
Fiber Medicine社は、ビジネスの専門家、法律の専門家、歯科医師、歯科衛生士のチームで構成され、大学発ベンチャーとしてオープンイノベーションの取組をおこない、企業との連携も強化することで、口腔から健康管理を目指す医療機器の開発を目指して活動しています。
そして、医学、歯学、工学領域を融合した科学技術を利用することで、健康寿命延長の実現化を目指してまいります。
株式会社 Fiber Medicine
代表取締役社長 粟井寛儀